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科学的な証明 [歴史]

 「やる夫が鎌倉幕府の成立を見るそうです」の最新版『第十四幕「足利義清」中編』では、この話の過去で白河法皇がやらかしてしまったこと、そして源平動乱の遠因となってしまった「それなんてエロゲ?」という事件を描いてます。

現時点での最新スレ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1241283095/


 しかし、驚いたのは鳥羽法皇の正妻で崇徳上皇と後白河法皇の母親の藤原璋子には生理まで事細かに記した記録が残っていて、オギノ法とかを元にスパコンで計算してみたら、崇徳上皇は鳥羽法皇の祖父にあたる白河法皇の子なことがきちんと証明されていたのですね。
 その話について、きちんと科学的に証明されてとは初めて知りました。

 藤原璋子が鳥羽法皇と結婚しても、白河法皇との関係(年齢差は40歳以上)は続いていたっぽいので、崇徳上皇以外の藤原璋子の子供は実際にはどちらの子供か判らないと。
 ホント、ウチの国の話といえ、どこのエロゲの世界なんでしょうね。

 こんな関係をドラマとかにしたら嘘扱いされること可能性高いです。


世紀末救世主伝説 モーセの拳 [歴史]

「天使」がわかる ミカエル、メタトロンからグノーシスの天使まで (ソフトバンク文庫NF)

「天使」がわかる ミカエル、メタトロンからグノーシスの天使まで (ソフトバンク文庫NF)

  • 作者: 森瀬 繚
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2009/04/18
  • メディア: 文庫

 こちらの本に書かれていたネタですが、エジプトからユダヤ人達を脱出させた預言者モーセですが、タルムードやユダヤ人の口承民話とかに書かれた描写では恐ろしく強いお方だったようです。

事例1
 モーセは神の山と呼ばれるホレブ山で永遠の炎に燃えさかる柴を目撃し(この炎は大天使ミカエルと解釈)、その場所から天国に昇天して神からの律法を受け取ります。
 ただ、天国の門を警備する天使ケムエルは天国にモーセが来ることを知らずにモーセを押しとどめようとしますが、「神から呼ばれた」と説明してもケムエルに信じてもらえなかったモーセはその場でケムエルを「打ち殺した」。
 つまり自分の拳で殴り殺して天国に乱入し、律法を受け取ったのです。
 ちなみにケムエルは一万二千の破壊天使を配下に持つ上級天使ですから、モーセのパワーは恐ろしいですね。

事例2
 エジプトからの脱出時の途中にユダヤ人達が野営していたら、モーセの息子に割礼をまだ施していなかったことを知った神(ヤハウェ)が激怒して、巨大な兄弟天使アフとヘマーを差し向けてモーセを襲撃しました。
 モーセを襲撃した天使アフとヘマーは割礼した男根のあたりまでモーセを飲み込んでしまいますが、モーセの妻がその場にあった石で息子の包皮を切り取ったので、モーセを許して吐き出しました。
 しかしモーセは許さずに、天使ヘマーを拳で反撃して殴り殺してます。
 ちなみにアフ&ヘマーの身長は500パラサング(1パラサングは約5.6キロなので2800キロメートル)ですが、それほどの図体を持つ天使を人間が拳で殴り殺したわけです。
 これに関しては神の襲撃理由の方もアレすぎますが。 

事例3
 モーセの死が間近に迫ったとき、ユダヤ教におけるサタン「毒の天使」サマエルが死の天使としてモーセのもとに現れるのですが、恐るべきことに、こんな格下の天使を自分のところに死の天使として寄越すとは許せんと、モーセはサマエルに目つぶしを食らわして追い払ってしまいます。
 天使に目つぶしを食らわして追い払う救世主というビジュアルは凄すぎです。
 しょうがないのでサマエルよりも格上の天使達が何人も同時にモーセを迎えに行って、ようやくモーセは納得して死んでくれました。
 

 これらの描写からモーセの活動はまさしく「世紀末救世主伝説」かと。
 つまり「救世主は力が無くてはいけない」ということで「北斗の拳」の描写は正しかったということですね。
 モーセのビジュアルイメージが、江田島平八かラオウあたりしか思い浮かばなくなってきました。
 さながら「世紀末救世主伝説 モーセの拳」とでも言うのでしょうか。  


 しかし「神の言葉を直接受け取った預言者」だからこそモーセは神の部下たる天使たちに好き放題出来たわけで、日本の時代劇に例えるなら、

「官僚として法律どおりに政治を行っているのに、将軍とつながりがある越後の縮緬問屋ご一行に悪と見なされ、ボコボコにされる代官」

あたりでしょうね。
 天使といえども宮仕えは辛いということで。


清和源氏は悲しい一族 [歴史]

 一番やる夫シリーズで楽しみにしている「やる夫が鎌倉幕府の成立を見るようです」の最新スレやる夫が鎌倉幕府の成立を見るそうです 巻第七の第十一幕 「倶利伽羅」 前篇の256-263の流れに泣きたくなったり。
 言われてみれば悲しい一族です>清和源氏嫡流
 先ほどの箇所で会話しているのは源頼朝(キラ)、範頼(アスラン)、義経(カガリ)、木曾義仲(ハルヒ)、平賀義信(ルルーシュ)なんですが、彼らがこれからどういう運命になるかを知っていると更に悲しいものが。
 第十一幕 「倶利伽羅」 前篇の会話はギャグタッチですが、今回が色々と永遠の別れなんですよね。
 木曽義高と大姫の出会いもありましたが、悲劇に終わるあのカップルにあのキャラを当てはめたのは上手いと思ったり。
 
 さきほどアップされた第十一幕 「倶利伽羅」中編では、当時の仏教の「アッー!」ネタばかりで吹きました。
 でも史実なんですよね>当時の僧侶の男色っぷり。
 ついでに法然の役に当てはめたキャラもお見事でした。
 次も楽しみにしてます。

高校の授業に使われるやる夫シリーズ [歴史]

 「やる夫が鎌倉幕府の成立を見るそうです」は毎週日曜夜更新なので週初めの楽しみですが、現行スレの書き込みの(まとめサイトの方はこっち

921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/08(日) 23:39:29.32 ID:k61ok/6o
高校の授業でプリントして渡したら
ヤンキーの生徒がテストの点が上がったと喜んでたのはいいんだが
「なんかあれじゃね?ノリが族と一緒じゃね?坂東武者。すげぇ親近感沸く」
とか言ってた。


に吹きました。
 このシリーズをプリントして高校の授業に使ったわけですね。
 確かに「ゾクの論理」と同じなんですが>中世武士の論理

 しかし「やる夫鎌倉幕府」は文献を多用していて歴史学的にも間違っていないし、かつ楽しめる話だとは思います。
 当時の生活・文化とかもきちんと説明してますし。
 それでも硬い話だという意見もあるかもしれませんが、色々な歴史文献を引用した文章だけの解説よりは絶対に判りやすくて面白いです。

931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/02/09(月) 00:03:38.73 ID:4EGg7LEo
>>928
いや、面白いやる夫歴史系は数あれど、文献を基にして書かれていて、
歴史の授業に使えるそうなのはこのスレくらいでそ。ホント、>>1さんはすごいお。

家康はすごく面白いけど、元ネタは俗説やら小説典拠多いし・・・

歴史系ではフューラーもすごいけど、歴史の授業で使うには範囲がアレだし。


で書かれているとおり、他のやる夫歴史系も高レベルですが授業に使うには扱っている範囲が狭かったりしますし。

  著者の書き込みで、これを書いているのに使っている文献が、

136 :1 ◆uZxOfxKewg [saga]:2009/01/26(月) 00:04:01.46 ID:BQUKeu.o
皆様有難うございます。
皆様の励ましの言葉が何よりのエネルギーです。

>129
平家物語:延慶本、長門本、覚一本。
日記:玉葉、吉記、山塊記、明月記

源平盛衰記、源平闘諍録、愚管抄、吾妻鏡、尊卑分脈

少なくとも確認を怠らないようにしているのはこのくらい。
解説本は話の最後に書きます。何時になるかは分かりませんがw


なのには「うわ、これはガチ過ぎる」と思いましたから。
 平家物語の様々なバージョン違いとかも、きちんと把握してますし。

 さて、日曜の夜にアップされた『やる夫が鎌倉幕府の成立を見るそうです 第五幕「矢田判官」』の感想

・矢田判官とは朝廷で判官代を勤めていた足利(矢田)義清のこと。
 このシリーズ主人公でやる夫の役の足利義兼の庶兄で、やらない夫が役どころの重要人物。
 第1話の以仁王の乱で行方不明になっていたのですが、ようやく木曾義仲のところに流れてきました。
 やる夫義兼が鎌倉政権幹部としてその歩みが解説されるこのお話ですが、やらない夫義清は木曽政権の最高幹部として、その歩みが解説されることになります。 

・今回から木曾義仲を初めとする木曽源氏のメンツが登場。
 木曽源氏の配役は個人的に予想どおり。
 このシリーズは配役が本当に優れてますよね。
 これまでに特に上手いと思ったのは弁慶とか平維盛とか。

 ついでに、これまでに一番笑った場面がやる夫が鎌倉幕府の成立を見るそうです 外伝 吾妻鏡な日々「治承五年二月小一日戊寅」 の455。
 かなり情けないことを、格好良く語りすぎです。

・義仲の父の源義賢と藤原頼長のハッテンがきちんと描かれていたのに吹きました。
 これが大真面目な史実だから困ります。

・義仲たち木曽源氏のキャラの当てはめ方は非常にぴったりです。
 あのハイテンションなDQNっぷりとか義仲にぴったりでしょう
 彼らがどういう状況で死亡するのか歴史を知っていると、なおさら感慨深かったり。


 そんなこんなで来週も楽しみにしてます~>やる夫鎌倉幕府


倭寇と日本刀 [歴史]

 いわゆる16世紀頃の後期倭寇の際、迎え撃つ明軍は倭寇の持つ日本刀により槍などの長柄兵器の切っ先を切り落とされまくって苦戦していたようです。
 狼筅という枝付きの竹に刃を付けて、枝による防御で日本刀により切っ先を切り落とされないようにした対日本刀用の槍すら存在しますし。
 http://www2.cyberoz.net/city/show/hagiwara-305.htmとかで書かれている中国側の対倭寇戦術見ると、倭寇の日本刀をいかに無力化するかに焦点が置かれてます。
 やはり日本刀って、携帯白兵戦武器としてはかなり優れた部類なのかも。
 
 ちなみに何故日本国内の戦場で日本刀によって槍の切っ先を切り落とされる例が無いかというと、日本の槍とか長柄って先端の刃の部分から柄のところにかけて、ソケットみたいな感じでかなり長く鉄心(中子)が入っているからじゃないかと妄想してます

 しかし後期倭寇は構成員の大部分が日本人ではなく中国人なので「倭寇」と呼ぶのは相応しくないとかよく言われますが、彼らの主要装備が倭刀(いわゆる日本刀)と鳥銃(日本の火縄銃のような形状のマッチロック小銃)という当時の日本式武装な時点で「倭寇」と言われても仕方ないんじゃないか、と思ってしまったり。

三国志でのジョーカー 劉備 [歴史]

劉備は別に孔明を仲間にしなくても良かった

 三国志の劉備についてのスレ紹介ですが、

105 名前:無名武将@お腹せっぷく[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 18:05:16
左将軍豫州牧。後漢朝廷から正式に貰った官位としてはこの時点で劉表劉璋馬騰韓遂孫策陶謙当時の孫権を越え、
公孫サン呂布袁術と同等の地位ですが。
新野で朽ちたとしても伝は立っただろうな。後漢書や「魏書」なり「魏志」に。

110 名前:無名武将@お腹せっぷく[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 20:25:43
>>106
曹操は劉備を殺さないんじゃね?
劉備が身を寄せた勢力は、必ず内部がゴタゴタする・・・そして曹操に滅ぼされる。
・・・っていうか、曹操陣営も劉備かくまった時に割れたし。
江東の孫家も結局割れたし。
劉備は泳がせるに限る・・・っていうか、こいつ、曹操とグルじゃね?

111 名前:無名武将@お腹せっぷく[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 20:39:10
内に飼っておくには名声信望が高すぎたんだな。
捕まえたら殺すか、宮廷の奥に引き込んで実権を与えないかの二択。
劉表だって迂闊に兵力与えられないよ。
官位では劉備の方が上なんだから。何かあったら自勢力ひっくり返されてしまう。

112 名前:無名武将@お腹せっぷく[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 20:43:22
>>111
官位が高いだけならどうにでもなるが、手勢と豊富な実戦経験があるから困る
全くの飼い殺しも勿体無いし、全幅の信頼も置きがたいという

115 名前:無名武将@お腹せっぷく[sage] 投稿日:2008/12/17(水) 21:11:00
>>111
・・・劉姓だから、宮廷の置くに飾っておくとお神輿に担ぎだす奴らが湧くわけで。
帝室近くに置いとくのもやばいんだよなぁ・・・劉備って。


とか読むと、劉備って当時の諸勢力にとってジョーカー以外の何者でもないです。

 劉備が転がり込んでくる勢力にとっては官位がかなり上なので丁重に扱わなくてはいけないし、ついでに能力も高いし。
 本当に彼が漢の皇族かどうかについては怪しいところもあるんですけど、当時の献帝が正式に皇族と認めてます。
 
 彼を消そうにも、少ないながら強力な手勢がいるので暗殺難しいし、暗殺成功したとしても人望があるので悪い評判が立つし。
 前線に置いても全般的な信頼は寄せられないし、宮廷においても人望があるので内部抗争起こしかねません。
 厄介なお方ですねえ。

網野善彦は何を経験したのか [歴史]

 復刊された日本の歴史00巻末の大津透の解説によると、著者の網野善彦の死亡前に最期に会った時の会話は、若き日の網野善彦が山村工作隊(Wiki)として活動したときの思い出話だったそうです。
 日本共産党の山村工作隊は散々な失敗に終わり、色々な悲劇を産んだようですが、ほとんど知られていません。
 今や日本共産党でも黒歴史ですしね。
 当時、山村工作隊関連のスクープをナベツネこと渡辺恒男が現地取材して記事にしてますが(http://www004.upp.so-net.ne.jp/imaginenosekai/sansonn-nabetuneko.html)、これを読む限りだと後の連合赤軍事件のような事件は知られていないだけでたくさん起こっていそうな印象が。

 網野善彦は東大に入った時から熱心な日本共産党の党員として活動してきましたが、山村工作隊の活動で「理念」と「現実」の違いに気がついたのか、1953年に活動から脱落してます。

 そもそも歴史学者としての網野善彦の主張を(網野史観とよく言われます)、乱暴にまとめると

「日本は『米作り農民』の国と言われているが、そんなことは嘘っぱちで、昔から『海民』などの漂泊民なども大々的に活動しており、彼らも古くからの日本の重要な担い手だ!!」

という感じです。
 もののけ姫や隆慶一郎の世界ですね(というか、その元ネタ)

 しかし解説で大津透も書いてますが、どう考えても山村工作隊での体験が、この学説を産むきっかけになっています。
 本当に一体彼はどんな経験をしたのやら。
 大津透と同席していた編集者が本にしたいとの話をしていたので、これはどこにも書かれていないようです。
 日本の歴史00でも教条的なマルクス主義的歴史観を批判しまくっていることからして、よほどの経験をしたのだと思いますが(間抜けな話であったらしいです)

 網野善彦が亡くなった現在では、具体的な当時の彼の体験談を知ることはもはや出来ません。

弥生時代の戦闘 [歴史]

 この前

弥生時代の戦い―戦いの実態と権力機構の生成

弥生時代の戦い―戦いの実態と権力機構の生成

  • 作者: 橋口 達也
  • 出版社/メーカー: 雄山閣
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 単行本

を読みましたので、その感想を。

この本は「弥生時代の殺人検視報告書」とでも言うべき本で、主に北九州の弥生時代の遺跡に埋葬されていた人骨から、その遺体がどのような死に様を遂げたのかに内容の多くが割かれてます。

・剣2本を刺突され、首を切断されて死亡
・背後から右利きの人間が逆手に持った石剣で背中を刺されて重傷。
 骨に化膿性炎症の跡が残っていることから、負傷後2ヶ月ほど生存していたが治癒せずに死亡と思われる。

とかの内容ばかりです。
 こういう死体の多さからして、弥生時代はどう考えても大戦乱の時代ですよね。
 ただ敗北したと思われる側もきっちり戦死者の埋葬を行っていることから「負けた側は皆殺し」まではいっていないようですが。

 あと色々と興味深いことが書かれていて、

・人骨の傷跡に剣や刀の傷が残っているのは九州地方が主で、山陰や畿内は矢傷ばかり。
 九州以外は至近距離でも弓矢を使っていたようです。
 これは白兵戦とかきちんとやれたのは、九州地方だけということですね。

 一般的に「白兵戦」というのは未開の野蛮人のやることと思われがちです。
 ただ、どうも直接の斬り合いとかを堂々とやるにはある程度の文化が無いと出来ないようで、それを示しているのかもしれません。
 大航海時代にヨーロッパが新世界を制覇できたのも鉄の武器による白兵戦の強さも一因ですし。

・刀剣による傷は背後からやられたものばかり。
 パニックに陥って逃亡したところをやられたという感じかと。
 これも弥生時代には「白兵戦」への慣れがあんまり無いことを示しているのかも。

・死体には刺した時に折れてそのまま体内に残ってしまった石剣や銅矛の切っ先が残っているのが非常に多いですが、鉄製の武器の切っ先が残っている例は全くありません。
 これだけでも鉄製武器の優位性がよく判ります。
 石剣や銅矛は切っ先がよく折れるので研ぎ直して切っ先を付け直している例も非常に多いです。

 他に類書があんまりありませんが、いわゆる「倭国大乱」の時代の戦争について書かれた数少ない書かと思います。
 「昔は平和だった」とか言う勝手な思いこみを散々に打ち破ってくれる本でもありますね。


世界史バトン [歴史]

 bewaadさんのところから勝手に拾いました。

1.なぜ日本史ではなく世界史を選択したのですか?
 そっちの方が面白いし。

2.戦争行く時に味方に欲しい人は?
 上司に欲しいのはマンネルハイム(劣勢でも諦めない)
 部下(参謀系)に欲しいのは東条英機(事務能力高いし細かい)
 部下(部隊長)に欲しいのはシモン・ド・モンフォール(騎兵指揮官として無敵だし、宗教的狂信者なので立場が同じなら裏切らない)
 ボディガードとしてなら典韋

3.逆にこいつとは戦いたくないな、という人は?
 敵に回したくないのは劉邦(何回叩いても復活)
 上司に欲しくないのはジューコフ(師団長クラスでも平気で懲罰部隊送り)
 自軍にいて欲しくないのは辻政信(やめろ、辻~ん!)

 戦いたくない武装集団なら今のアルカイダ。
 旧来的な意味の軍事組織じゃないので叩いても叩いても潰せません。

4.付き合ってみたい世界史の登場人物は?
 女性ならクレオパトラとスタール夫人
 美人うんぬんを抜きにして会話が面白そう。
 カラオケ友達なら後白河法皇
 
5.住んでみたい場所は?
 住み心地の良さなら現代東京。
 絶対に住みたくないのは中国の三国時代(人口激減)
 
6.一度体験してみたい宗教は?
 時宗
 踊ってストレス解消。

7.旅をする時、一緒に連れて行きたい人は?
 紀貫之
 ネカマの元祖なので勝手に旅日記が萌え化。
 
8.あなたは国王です。宰相には誰をおきますか?
 ビスマルク(内政も外交も優秀すぎ)

9.色々な名前が登場する世界史、その中でも好きな用語を3つ
 ケネディ暗殺時の「魔法の銃弾」
 候景の「宇宙大将軍」
 ナチスドイツの「国民擲弾兵師団」

10.もし会えるとしたら誰に会いたいですか?
 面白そうなので辻政信。
 歴史上において「業績」と「人望」は一致しませんので。

11.世界史で出てきた名ゼリフの中で好きなのは何?
「利口な怠け者は指揮官に
 利口な働き者は参謀に
 無能な怠け者は兵隊に
 無能な働き者は銃殺にしろ」  
ドイツ参謀総長 フォン・ゼークト(伝)

「オランダはここにあります」
ヘンドリック・ドゥーフ(オランダ長崎商館長)
 ナポレオン戦争中にオランダ本国はフランスに併合され、海外植民地もイギリスに占領されて消滅した。
 長崎出島にもオランダ本国が消滅したのでイギリスに降伏しろとの勧告が来たが、それを蹴った時の言葉。 
 その後、ナポレオン戦争終結までオランダ国旗が翻っていたのは長崎出島だけに。

 映像で見て感激したのはキング牧師の
「I have a dream.」

 

12.印象に残っている世界史の先生の言葉は?
 ありません。

13.世界史を選択して良かったですか? 
 日本史よりは面白いかと。
 日本史も「世界史」の一部ですし。

14.このバトンをわたす3人は?
 適当に興味をお持ちの方が拾っていただければ。


【柳生一族、そして宗矩】シリーズ完結 [歴史]

 神無月久音さんが連載していた【柳生一族、そして宗矩】シリーズが遂に完結しました。
 非常に面白かったです。
 「柳生」という存在が歴史に与えてしまった影響についてや、単なる「術」だった剣術が「道」に変わる様とか色々と興味深い記述ばかりでした。
 最後の参考資料一覧もなかなか参考になります。

  歴史に興味がある方で読んでない方は是非。
 個人的には書籍化希望。
 「萌え化」するのも意外と悪くないのではないかと思います。


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