アーティストになる基礎知識 [購入物全般]
amazonで見かけて題名だけで買ってしまったこの本ですが、題名とはイメージ違って、芸大とか卒業したレベルの人が、現代アートのアーティストになるための本です。
間違っても、ずぶの素人が現代アーティストになるための本ではありません。
本の中身も、
「いかに自分の作る現代アートの為に公的機関から補助金をとってくるか。日本でも海外でもお役所仕事なので大変」
「自分が作りたいアートを実現するための、コネをいかに構築するか」
とかの解説が多くて、大変に世知辛いです。
ただコミケとかで、オタクな作り手を体験したり、関連の様々な話を知っている身からすると、比較して「現代アートって何て閉鎖的なんだ」と思ってしまいます。
オタク系はpixivとかTwitterで継続して発表すれば、専門的教育なんて受けてなくても、即「作り手」と認められますし、コミケ等の即売会のような発表展も沢山あり、プロへのアクセスも判りやすいです。
他ジャンルから見ると、現代アートもオタク系も、創作系としては、どっちもどっちかもしれませんが、現代アートの現状について「何だかなあ」と思えてくる本でした。
6年前に出た本ですが、書かれてる状況に大きな変動は今も無さそうですし、こんなんじゃジャンルの新陳代謝も難しそうで悪い意味での「顔役」も影響力残ってそうで、最近、現代アート系の炎上とか目立つのも仕方ないのではという気分に。
6年前に出た本ですが、書かれてる状況に大きな変動は今も無さそうですし、こんなんじゃジャンルの新陳代謝も難しそうで悪い意味での「顔役」も影響力残ってそうで、最近、現代アート系の炎上とか目立つのも仕方ないのではという気分に。
2019-09-23 23:40
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