トイレが無い [歴史]
歴史群像最新号での「日本の迷城」は最終回。
日本の城の変な縄張りを紹介してる連載で結構面白かったので、終わるのは残念です。
最終回で紹介されているのは「越前 朝倉館」。
マイナーな城ばかり紹介してきた、この連載にしては珍しくメジャーに近い城ですが、その特徴は
「トイレが無い」
一条谷城下の家臣屋敷や町屋からは、金隠し付の和式便所があるのに、朝倉氏本拠の豪華な屋敷には、どこをどう発掘して存在しないとか。
日常はおまるを使ってたのでは?という推定っぽいですが、貴人はともかく周りの人は大変です。
貴人の屋敷の常として、門の傍には護衛が詰める武者溜りがあるのですが、そこにも便所が無いので大変だったんじゃないかと。
今の日本で大抵、大きな施設での守衛所に専用のトイレがあるのは、無いと色々と面倒くさいからですし。
しかし、漫画「センゴク」で朝倉氏滅亡寸前の閑散とした朝倉館の描写は印象深いですが、あそこにトイレが無いという事を知ると、別の意味でも感慨深いです。
2014-11-10 17:21
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