美味しいマイナー魚介図鑑 [購入物全般]
最近はこれを読むのにハマって、何か暇が出来たらKindleで、この本のページを適当に選んで読んでます。
この本はマイナー魚介物の図鑑となっていますが、その意味は「普通は販売されていない魚介物」の事です。
紹介方法はその魚介物の解説とともに、日本の中で実際に食べられている地域、その魚介物を用いた作者の好みの3つの料理がカラー写真で紹介されているので、「こんなのも実際に食べられるんだあ」というのが判り、興味深いです。
約600種類のマイナー魚介物が紹介されており、これだけの数だと一般的には珍魚の代表格とされるリュグウノツカイ(当然、料理されて紹介されてます)ですら「一番の珍魚」ではありません。
マイナー海産物と言っても、色んな捉え方があり、
・純粋に滅多に獲れない
リュグウノツカイ、テングノタチ、ギンメダイ、アオバダイなど
・一部の地域でしか獲れない
ハシキンメ、ヤシガニ、ミドリシャミセンガイなど
・どこでも獲れるけど、一部の地域でしか食べられていない
コバンザメ、フジツボ、イソギンチャク、ユムシ、イロロなど
・獲れる時は沢山取れて、一般のスーパーにも出回る時もあるが、不定期なので、いざ探すとなると難しい
ヨロイアジ、マツダイなど
・昔はよく食べられていたけど、今はほとんど食べられていない
タニシ、ヤドカリなど
・沢山居るけど加工が難しく、ごく一部の地域で食べられているだけで、味もそれほど美味しくない
ハオコゼ、アメフラシ、オオグソクムシ、ヒトデなど
などで、これに当てはまらなかったり、複合的な組み合わせのマイナー魚介物も多いです。
あとは本土ではほとんど見かけない沖縄系で食べられる魚についても詳しくて、沖縄に魚を食べに行きたくなります。
とにかく久々に読んでてワクワクする図鑑を読めて満足です。
図鑑として非常に面白いので、ジャンルに問わず図鑑を読んでニヤニヤ出来る人なら楽しめるでしょう。
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