私談・楚漢戦争 [やる夫系紹介]
長編の新選組列剣伝スレとか書いてた方が、その完結に伴い、最近始めた私談・楚漢戦争のスレが面白いです。
題名からわかる通り、劉邦と項羽の争いとなった楚漢戦争がメインの話ですが、史実の資料を基に、英雄とされがちな劉邦一味をどうしようもないチンピラの一団として扱ってます。
このスレが合うかどうかは、プレビュー版というか原型の短編となった、それ行け僕らの劉邦軍団 張良参上編を読んでみればいいかと。
全4話でまとまっているので、読むのに時間もかかりません。
旗揚げ直後の劉邦軍団のグダグダさとクズっぷりが面白いです。
例えば、劉邦の故郷は一般的に沛とされていて、旗揚げ時からの功臣も沛出身者が多いですが、実は本当の生まれ故郷はその近くの豊邑で、劉邦は生まれ故郷からは嫌われまくってたので、旗揚げ後に速攻で反乱起こされて、半年も生まれ故郷の街に攻城戦やる羽目になってたとか。
旗揚げ当初からの豊邑出身者で大物は、劉邦と同年同日生まれの幼馴染な盧綰ぐらいしか居ないようで。
現時点はまだ序章で、後に呂后となる呂雉が、金持ちのお嬢様なのに、親の呂公の「ティンと来た!」で、いきなり評判の悪い不良中年オヤジの劉邦と結婚させられたり、あとは後の大物たちの楚漢戦争前の状況の解説です。
呂雉の妹の呂須なんて、劉邦の子分な肉屋の樊噲と結婚させられてます。
後に樊噲は、劉邦の部下として鴻門の会とかで大活躍して、今でも語り継がれる大豪傑となる訳ですが、それは後の話ですし。
スレの最新話「呂雉さんの新妻日記」も切ないです。
しかし、当時でも今から見ても訳の分からない、劉邦と呂雉の結婚で、漢帝国建国後しばらくは呂氏が外戚として、中国で一番の権勢を誇る事になりますが、結局は呂后死後に呂氏が族滅されてしまう事になるわけで、良かったのか悪かったのやら。
とにかく、まだまだ序盤ですが続きが楽しみな歴史系スレです。
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