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炎熱商人や革命商人にはハマりました

 作家の深田祐介氏が亡くなられましたが、ミリオタ的に著作の「炎熱商人」とか「革命商人」には昔ハマりました。



 「炎熱商人」は1945年のフィリピン末期戦が話の重要なファクターになってて、フィリピンの事を考えて頑張って報われない占領任務やってた日本陸軍憲兵将校の惨めな最期に涙。

 

 「革命商人」では、チリのアジェンデ政権に入れ込んで、最終的にはその社会主義民兵に武器援助までしてしまう主人公側の日本商社、そしてアジェ
ンデ政権に敵対するチリ陸軍にトヨタのランドクルーザーを売り込むライバル日本商社など、実際にチリで起こった日本商社同士の争いをモデルにした小説で、
チリのアジェンデ政権誕生とその崩壊についての唯一と言っても良いほどの日本語資料でもあります。



  「神鷲(ガルーダ)商人」では若い時のデヴィ夫人(をモデルとしたキャラ)の格好よさ、インドネシア軍の西部ニューギニア侵攻作戦に、旧日本軍のニューギニア作戦に携わった経験から補給方法等の助言を行う瀬島隆三モデルの商社マンとか印象深かったです



 代表作とされるスチュワーデス物語とかより、自分にとっては、これらの紛争地帯での日本商社マン小説の方が私には大きな影響を及ぼした作家でした。
 ご冥福を


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