SSブログ

やる夫鎌倉幕府は北条政子の演説 [歴史]

 7/3から7/4にかけてアップされたやる夫は鎌倉幕府を成立させるようです最新話は、承久の乱勃発に伴う北条政子の演説。

 長かったやる夫鎌倉幕府シリーズも遂にここまで来ました。
 シリーズ最大のクライマックスシーンです。
 以前の説明台詞とかも出てきて感無量。

 政子の演説シーンは、どう見ても「詰み」な状況から女性の演説で情勢を逆転してしまった世界史上でも希有な燃えシーンでもあると思ってます。

 ただ私が知らなかったのは、有名な北条政子の演説の直後、このシリーズの主人公な足利義氏が政子の前に呼び出されて、政子から手ずから頼朝佩用の剣を直接手渡されているということでした。
 多数の御家人の前でそんなことをやるということは、頼朝の右大将家が断絶した後の清和源氏の嫡流は足利氏であると天下に宣言したと同様のことで す。
 足利氏が後に将軍になり、武士の大部分がそれを認めたのも納得できます。

 ちなみに足利義氏が頼朝の剣を北条政子から受け取ったことは、承久記の前田家本に掲載されているとのことです。
 承久記は鎌倉時代中期成立で平家物語よりも成立が古いかもしれないとされていますが、朝廷に近い立場の慈光寺本でも足利義氏が「足利殿」と称されていると作者の方が某所で言ってました。
 「~殿」というのは室町時代までの権力者を示す称号で(鎌倉幕府の長が「鎌倉殿」、室町幕府の長が「室町殿」とか)、鎌倉時代の足利氏の地位の強さが判りますね。
 
 しかし、このやる夫鎌倉幕府シリーズも登場人物が500人を超えているようで、物凄く大河なお話になってます。
 まだ、これから出てくる人物もいるわけで一体最終的には何人出てくるのやら。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。