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日本の武士団との類似性 [ニュース]

 この前のフィリピンのミンダナオ島での虐殺事件は、マギンダナオの大虐殺が経緯等詳しいです。
 地元の有力者に武装することを許し、更に事実上の自治権を与えることにより治安維持させていたという感じでしょうか。

 私感ではこれって日本の平安時代後期の武士団と同じような気がします。
 ある地方の武士集団の一つを率いる一族の当主を押領使とかに任命して治安維持に当たらせ、その代償として大幅な自治権を認めさせる。
 さらに武士集団は中央の摂関家と結びつき、荘園管理と称して一族をその地方の地方行政官としてばらまいたとか考えると、見事なまでに同じです。
 
 今回の事件を平安時代に直すと、対立する一族が横暴さを京に直訴しようとしたところを待ち構えて皆殺しにしてしまい、対立一族のみならず一緒に居た京下りの文化人たち(つまりジャーナリストとか)まで殺してしまったということでしょう。
 ここまで事件が大きくなってしまうと中央政治を握っている摂関家でも庇い切れず、別の地方からやってきた武士集団が鎮圧にやってきたという形になります。

 さて平安時代後期に直してこの事件を考えると、事件を起こした武装集団が恭順の意を示すなら徹底的に排除されることはないと思われます。
 ただし、虐殺された血縁集団が力を増したり、これを機に外部から乗り込んできた派閥が入ってきてしばらくは訳の分からない複雑な情勢になるでしょうけど。
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