非合法商売には武力が必須

元闇金業者ですがで、

それより怖いのは武装強盗ｗ
店舗営業してると年1はあるお
住所を転転とするのはタイーホよりそっちが怖いからなんだ

と闇金のセキュリティ状況について書かれているのを見て、やっぱりと思ったり。

　非合法の闇金が襲われて金奪われても、襲われた側も警察には言えませんから。
　実際闇金とか麻薬とか売春とか非合法ビジネスに関わっている人って、何か被害受けても警察等の公的権力には頼れないので、やられたら泣き寝入りか自分の身は自分で守るしかありません。

　で、麻薬密売組織などの非合法商売をやっている集団がチンピラなどの武力を持っているのは、警察に対抗するためじゃなくて、他の犯罪者からの自衛なことが多いんですよね。
　自前で防衛戦力を用意できないところは、非合法な武力を持つヤクザにみかじめ料を納めて保護してもらうわけで。
　
　どこの国でも非合法商売が流行ると治安が悪くなるのは、非合法な商売をやっているグループ同士が武力を持って相手に対抗せざるを得なくなり、衝突が頻繁に起こるようになるのも一因かと思ってます。
　

　ちなみに古来からの日本のヤクザについての言葉で、
「カタギには手を出さない」
というのがあり、一般的には良い言葉だと思われていますが、言い方を変えると
「カタギじゃなかったら手を出す」
という訳で、勝手に非合法商売とかやっている連中にはとことん手を出すよ、ということです。
　しかし生活苦や借金のために非合法商売をやらなければならない弱者も多いわけで、そういう人たちはヤクザに食い物にされると。