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今日の購入本(2008.8.10) [購入本]

大清帝国―”東洋の獅子”の栄光と落日 (新・歴史群像シリーズ 15)

大清帝国―”東洋の獅子”の栄光と落日 (新・歴史群像シリーズ 15)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: 単行本
 歴史群像シリーズの新刊で、最後の中華王朝だった清についての本。
 しかし、色々な意味で清帝国って「史上最強の中華王朝」ですね。
 制度的に見てもこれまでの中華王朝が持ってた色々な欠点が解消されますし、なによりも歴代皇帝に「無能な皇帝」が少ないです。
 前の明王朝は一部を除いて、皇帝の質は酷いもんでしたからね。
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コメント 4

月読

実際、清朝の皇帝って「何でここまで名君がそろっているの」と言いたいほど豪華ラインナップですからねぇ。清朝で暗君と言っていいのは、咸豊帝と光緒帝ですが、この2人ですら、それまでの王朝の皇帝のレベルからすると、「名君とはいえないが凡君レベル」ですから。
徳川家光の時に、浪人対策の一環として「明朝復興の救援として軍を出すか」という意見が出て、それを井伊直孝が必死になって中止に追い込んだ事例がありましたけれど、やんなくて正解だったでしょうねぇ。
by 月読 (2008-08-13 21:42) 

じょーぢ

 いきなりすいません。
 光緒帝が暗君だというのはあんまり一般的じゃありませんが、どうしてそういう評価になったんでしょう? まだしも同治帝だったら判らんでもないのですが。

>大陸遠征

 仰せのようにやらなくて良かったと思います。大阪の陣や島原の乱での日本の軍隊の著しい練度低下を見ると、清軍との野戦は無謀としか思えません。その後も長期的に日清両国の関係悪化が続くようだと両国の元禄や三世の春のような黄金期も日清貿易を欠く以上史実より色あせたものになるでしょうし。
by じょーぢ (2008-08-13 22:48) 

月読

同治帝は治世が短すぎるので敢えて入れませんでした。
まあ行状から見ると、間違いなく暗君ではあるのですが、国内に悪影響を及ぼしてはいませんので。

光緒帝については、「西太后に逆らって百日維新を推進した」ことをもって彼を評価する人多いんですけど、百日維新の進め方にせよ、しかも彼が絶賛した康有為が実は単なる小人であったことを見抜けず、結果的に政局を混乱に導いたこと、あとは西太后派を追い落とすクーデター計画の杜撰さなど、どう贔屓目に見ても、彼の政治センスのなさが浮き彫りにされます。

光緒帝自身は、咸豊帝のように政治に倦んで京劇鑑賞三昧といったことはしておらず、公的な部分を疎かにしなかったという点では暗君ではありませんが、肝心の統治能力がダメダメですので、暗君という評価をつけさせて貰いました。
by 月読 (2008-08-13 23:46) 

じょーぢ

 お答えありがとうございました。

 まぁ仰りようは光緒帝にあまりに辛すぎる気はするのですが、色んな評価があるから歴史趣味は面白いわけですし。個人的には帝派に李鴻章に比肩する人材がいなかったことが悲劇の元だとは思います。
by じょーぢ (2008-08-14 00:23) 

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