オリエンタル・デスポティズム [本関連]
4gamersの記事を読んで、図書館で借りて読みました。
流石に高くて買えないので。
4gamersの記事にあるとおり世界各国の古代からの権力体制などを比較した極めて素晴らしい本です。
ちょっと読んでて眠くなりますがw
個人的には、溺れそうな人とか行き倒れとかの困った人を積極的に助けようとするのはヨーロッパとか日本の分権的なところで、中央集権的な中国とか中東とかでは後難を恐れて助けるのは少ないというのを実例やその理由を上げて解説しているのが面白かったです。
これらの地域にいわゆる「公共心」とかが少ないと言われる理由はこれですか。
どっちかというと、これまで知った色々な歴史上の知識について
「ああ、あれはそうだったのか!」
とか納得させられることが多い本です。
知識無しにこの本を読むだけ無駄でしょう。
今から読むと古いと感じるところも多いですから、この内容を1957年に書いたんですから凄いとは思います。
ただ、冷戦真っ盛りだった当時の時代背景を反映して、思想論争的なところは読んでてもさっぱり判らなかったり。
マルクスとかレーニンに対抗しようとしていることは何となく判るのですが。
いわゆる「マルクスに魂を引かれた」本の一つ?
2008-05-24 15:55
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
6/22付けの朝日新聞書評欄で、『 K・A・ウィットフォーゲルの東洋的社会論』という本が紹介されていました。http://www.shahyo.com/book/0879.html
第Ⅱ部●「東洋的社会」 としての中国・北朝鮮
第5章●ウィットフォーゲルと中国問題
第6章●ウィットフォーゲルと北朝鮮問題
このあたり、現代中国、北朝鮮をどのように論じているのか、非常に興味をそそられます。
勝手ながら、MURAJIさんも興味をもたれるのではと思い、コメントいたしました。
by kghr (2008-06-23 00:05)
kghrさん>
情報どうもありがとうございます。
ちょっと見つけて読んでみようと思います。
by MURAJI (2008-06-23 22:47)