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ひぐらし祭囃し編の感想 [ゲーム]

ひぐらしのなく頃の祭囃し編を結構前にクリアしてたので一応感想を。
 非常に手に汗握る展開です。
 これまで一方的にやられっぱなしだった反動もありますし、文章力も凄いです。
 これから書くことはネタバレなので一応ご注意を。




 この祭囃し編は3つのパートに別れており、

 前半が悪役たる鷹野三四の悲惨な幼少期と、野望というか祖父の無念をはらすために入江機関を設立するまで。
 中盤の「カケラ紡ぎ」で、ダム工事計画から物語の舞台となる昭和58年までの様々なエピソードや、色々な流れの中で鷹野が狂うまで。
 後半では、これまでのループでは単なる傍観者だった羽入が肉体を持った人間として初めて降臨し、梨花と羽入の主観時間で数百年続いたループで初めて「勝利」を収めるまで。

という構成になってます。
 いくつか思ったこと。

・こういう設定だから舞台が昭和58年なんですね。
 今を舞台にするとやりにくい設定とかありますし。

・入江京介の正体が「熱狂的な精神外科医」という、あまりにもヤバイ設定だったのに驚き。
 今では否定されている(このゲームの時代でも否定されてます)ロボトミー手術とかが専門で、患者に許可を得ずに勝手に多数の脳手術を施してきたんなら、そりゃ医学界とかからも干されますよね。
 
・羽入と鷹野の神社での初顔合わせシーン(数々の繰り返しを経た羽入にとってはそうではありませんが)は燃えました。
 「古き神」と「神を目指す」ものとの対決開始という感じで。

・この話って簡単で説明すると、

「小中学生5人(+協力者数人)が自衛隊特殊部隊1個中隊と戦って勝利する」

という非常な厨設定なわけで、これだけを読むと「え?」という感じになってしまい、私もそれだけ聞いてやるのを躊躇してた面がありますが、実際にやってみるとそういうことを全然感じさせない話でした。
 敵の行動も馬鹿じゃないですし。
 それでも赤坂の強さは反則的だと思いましたが(これまで、その強さについて伏線が張られまくっていたとはいえ)

・今までずっとヘタレな感じだった魅音がやっと活躍してたような。
 これまでのループで園崎姉妹は、直情径行的な詩音の方が圧倒的に目立ってましたし。

・結局、警察関係者の協力で「梨花の死亡から48時間経過」という偽情報を流されてしまった時点で鷹野側の劣勢は決まっていたようなもので、その後の鷹野側の行動にはそれほどミスはありません。
 ただそれでも、梨花の死亡情報が流れた時点で梨花宅に確認のため、即座に部隊を踏み込ませていたら、展開は違っていたでしょう。
 しかしその場合、鷹野側が入江の裏切りを察知し、そのまま入江を拘束することが出来るでしょうが、その場合園崎家の地下に入江が逃げ込まず、梨花の行方を知ることが出来ないため、鷹野側はそれで手詰まりになり、結局時間オーバーで敗北に終わる可能性が高いと思います。
 梨花宅に踏み込んだ部隊は、潜んでいた赤坂に返り討ちにされるのは確実で、そちら方面からも情報を得ることは不可能でしょうし。

 あと流れが変わっていた可能性のあるところは、園崎家での戦闘時に赤坂が殴り込んで来た時点で、部隊を撤退させずにその場で膠着状態に持ち込むぐらいでしょうか。
 結局、裏山に力攻めをせざるを得なくなった時点で、鷹野側の敗北は決定な訳ですし。

・敗者たる鷹野の処遇も綺麗にまとまっていて感動しました。

・裏EDの展開には噴いたり。
 幼少時の鷹野を幸せにすれば、それで終わりですかw


 しかし、ここまで綺麗にまとめられてしまうと、続きの「礼」をやる気力ないですw
 どうするべきか。 


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通りすがり

「祭囃し編」がハッピーエンドなら、「礼」の「賽殺し編」はある意味トゥルーエンドに思われるので、こちらも是非一度プレイされることをおすすめします。
by 通りすがり (2007-12-02 13:21) 

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