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なのはStrikerS第23話感想(ネタバレ) [リリカルなのは]

 なのはStrikerS第23話「Stars Strike」のネタバレ感想。
 いつもどおり私の妄想も含めた感想です。
 今回から機動6課側の大反撃開始。

・題名が「Stars Strike」なことからも判るように、完全にStars分隊所属のなのはとスバルとティアナの話です。
 はやてやフェイトは台詞すらありません。
 同じStars分隊でもヴィータは全く出番ありませんけど。

・いきなり冒頭で、なのはさんとNo.10ディエチが砲撃戦タイプ同士の正面対決。
 ディエチは「砲撃準備を整えて待ち伏せ」という圧倒的有利な条件にも関わらず、チャージ無しのなのはさんに正面砲撃戦で撃ち負けるという、なのはさんの圧倒的な強さを見せつける結果に。
 ディエチの負け台詞が「こいつホントに人間か」なのは、お約束ですねw
 この戦いを第二次大戦に直すと、
「4号戦車で待ち伏せかけたけど、スターリン戦車に跳ね返されて反対に撃破された」
という感じでしょうか。

・No.4クアットロ
 今回も思い切り悪役してました。
 なのはさんを馬鹿呼ばわりするは、性格を「悪魔じみた正義感」と目の前で言ってのけるなど色々。
 しかし、「悪魔じみた正義感」と言われて、即座にクアットロに向けて引き金を引くなのはさんも恐ろしいと思うのですが。

・ヴィヴィオ
 まあ、これに関しては予想通り。

・ゲンヤ・ナカジマ三等陸佐
 いつの間にか市街地防衛部隊の指揮権掌握。
 あと、なのはさんの教え子の航空魔道士達が空中で「不思議な踊り」を踊っているようにしか見えないのは、OPのヴィヴィオダンスも含め、アレはなのはさんの直伝なんでしょうか。

・ティアナ VS No.9ノーヴェ&No.11ウェンディ&No.12ディード
 一番辛いとしか思えない対決でしたが、ティアナの頭脳でウェンディとディードが戦闘不能になるという事実上の勝利に。
 しかし、この戦いは色々と細かい点が面白いです。
 突っ込んできたノーヴェとディードに放った最初の2発は避けられること前提の牽制射撃で、本命の砲撃直前のウェンディへの射撃を邪魔させないためとか、ノーヴェのISは混戦になると味方を巻き込みかねないので、爆煙が発生して視界が遮られた状態でそのまま突っ込んでくるのはディードだけと見切っていたとか。
 こちらの世界の戦争に直すと、
「戦車(ノーヴェ)と歩兵(ディード)の突撃部隊に機銃掃射をかけて一時的に怯ませて、その隙に直協砲兵(ウェンディ)の弾薬庫を精密射撃で破壊。誘爆の混乱に乗じての反撃で歩兵部隊と直協砲兵部隊を撃破。混乱の中で動きが取れなかった戦車部隊だけが残る」
という感じでしょうか。

・マッハキャリバー
 相変わらず男前。
 あと、スバルのことを相棒(バディ)って言ってますが、これって陸上自衛隊のレンジャー訓練のバディシステムとかと意味同じですよね。

・スバルvsギンガ
 ギンガの攻撃は、まるで格闘ゲームのようでしたw
  この勝負は「第二撃」というか「予備戦力」をきちんと確保していたスバルの勝ちですね。
 マッハキャリバーのことも、最後の鍔迫り合いでのディバインバスターも「予備戦力」といえますし。
 あと、スバルの戦い方が第1話と同じなのもある意味感動。

・スカリエッティ一味の市街地方面部隊壊滅
 まだ戦闘中のユニットは残ってますが、統一的部隊としては壊滅しました。
 この戦いにおける一番の功績は、隠れていた司令塔のNo.8オットーを探し出して気づかれずに奇襲をかけたシャマル先生でしょう。
 つまり「電子戦」での勝利ですね。
 今まで全然目立ちませんでしたがw>シャマル先生
 しかし、ゲンヤ・ナカジマ三佐率いる市街地防衛部隊が、ガジェット戦だけで手一杯で戦闘機人や召還師が出てきたら一気に崩されるかもという描写があったので、ディードをティアナ戦に回さずに防衛ライン突破支援かオットーの護衛をさせていたら、また違った展開になったと思います。
 ディードを市街地防衛ラインに斬り込ませて穴を空けて無防備の後方市街地にガジェット群を流し込むことに成功していれば、管理局側の対応にも混乱をきたしていたでしょうし、オットーの護衛に付いていれば、シャマル&ザフィーラの奇襲にも対処できたかもしれません(オットー&ディードは機動6課本部襲撃戦では、この2人に勝利してますし)

 市街地方面における戦術的敗因は、
「オットーが予備戦力のディードをティアナ戦に投入してしまった」
ことに尽きるのかも(戦略的なことは置いといて)

・地上中央本部防衛戦
 対ゼスト&アギトとして投入されたシグナム&リインフォースⅡですが、ゼスト側が敵ユニットを無視して突破戦だけに絞ったせいもあり地上中央本部への突入に簡単に成功してしまい、完全に迎撃失敗。
 他戦線では何だかんだいって敵戦力足止めに成功しているので、シグナムの不手際が目立ちますが、地上戦と空中戦の性質の違いによるものかもしれません。

 しかし劇中の描写見る限り、ゼスト&アギト(及び彼について来たと思われる少数のガジェット群)の突入だけで、地上中央本部はレジアス中将がオーリス副官に避難を促すほどの防衛戦崩壊状態に陥ってましたが、これって八神はやてによる地上本部側からの指揮権剥奪によって生じた混乱も影響ありそうな感じがします。
 はやてがいくら指揮権を奪ったとはいえ、地上中央本部付近に直接指揮権を及ぼすなんて色々と面倒で手を付けたくないでしょうから、ナンバーズ側の攻撃によって既に混乱済みの指揮系統が、地上中央本部付近では更に激しく混乱したと予想されます。
 はやてとしては航空魔道師部隊など「使える戦力」を「ゆりかご」攻撃のために直接指揮下におき、一般市民への強力な宣伝アピールが出来る市街地防衛戦は信頼できる自分の派閥の指揮官(ゲンヤ・ナカジマ)に任せることが出来れば、他は自分たちに悪影響を与えない限り、完全放置しても問題ないわけで。

・レジアス中将
 今回はかなり格好良い感じが>レジアス中将
 あとゼストが出した写真には、ゼスト、ルーテシアの母、ギンガ&スバルの母(ティアナの兄も?)らしき人が映ってました。
 それと、テロップでオーリス副官が「オーリス・ゲイズ」となっていましたね。
 姓からしてレジアス・ゲイズ中将の親族と思われますから、何という情実人事w
 あとレジアスとオーリスの他にいた女性の部下ですけど、声優が同じ事からしてNo.2ドゥーエの変装の可能性が。

 この第23話で、戦闘不能になったスカリエッティ一味の戦力はNo.8オットー、No.10ディエチ、No.11ウェンディ、No.12ディード、No.13ギンガ。 
 メガミマガジンの記事が正しければ、第25話で残っている戦闘機人はクアットロだけなので、次の第24話「雷光」で残りも全滅することになりそうです。


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月読

地上本部襲撃部隊の敗因として、「オットーが予備戦力のディードをティアナ戦に投入してしまった」とありますが、オットーの立場にしてみれば、合理的な布陣ではなかったかと。

ご指摘されている、「シャマル・ザフィーラ組の奇襲も、ディードが護衛についていれば対処できた」と、いうのは私も同感ではありますが、前回の機動六課襲撃戦で重傷を負わせた2人が、早々に戦線復帰できると予想するのは、かなり難しいのではないかと。(特にオットーの場合は、自らの手でシャマル達に重傷を負わせているわけだから、余計予想できないかと)

また、「ディードを市街地防衛ラインに斬り込ませて穴を空けて無防備の後方市街地にガジェット群を流し込むことに成功していれば、管理局側の対応にも混乱をきたしていた」というプランですが、これも採りたくても採れなかったのでは。

何故なら、ティアナが戦闘中、地上本部襲撃部隊のナンバーズの戦法は「最初と同じポジショニングは完璧とは言え単純な連携」と、看破しているように、本来彼女達は、戦力としてカウントするにはかなりの欠点を有していたことが見て取れます。
無論、スカリエッティ側としては、本来ならば、トーレやクアットロのような充分な戦略眼・戦術眼を養わせたかったのでしょうが、ナンバーズの早期戦力化を為しえるため、敢えて簡略化したカリキュラムを導入せざるを得ず、結果的には早期戦力化は達成できたものの、その戦法は硬直的なものであり、一旦それが外されると、臨機応変な対応が採りづらいという諸刃の剣でした。(実際、ティアナは見事に間隙をついてウェンディとディードを落している)

オットーにしてみれば、ディードを市街地防衛に斬り込ませるという戦法は、魅力的な反面、前回散々こちら側を引っ掻き回したティアナをウェンディとノーヴェの2人で叩かなければならず、下手をすれば前回の二の舞に陥る可能性があるわけで、それをされるくらいならば、ディードを含め、圧倒的な戦力差を持ってティアナを速攻で潰し、四人で一気に地上本部へ侵攻すると判断するのも無理はないと思います。

もっとも、カタログ上では圧倒的な戦力差があったことに油断するあまり、ティアナを結局は過小評価してしまい、ティアナの巧妙な遅滞防御で時間を稼がれ、シャマルとティアナの後手の一撃を許し、戦力を壊滅させてしまったのは、オットーの戦力評価ミスであり、個人的には、オットーの戦力評価ミスを敗因と考えたい。

あと、雑感を述べさせてもらうとしたら、

・ディエチの「人間か?」発言

 何を今更。奴は白い悪魔だ(近年、冥王に昇格)

・クアットロのブラスターモードをバカにする発言

 「スペックバカはスカリエッティ譲りなのね」

・レジアスの元にゼストの侵入を許すだけでもまずいのに、恐らくドゥーエであろう女性に、ゼストとレジアス2人が暗殺されちまった場合

 シグナムはおろか、その直属の上司であるはやてが政治的にかなりの苦境に立たされるのでは。
by 月読 (2007-09-08 19:29) 

Avz

>スバル

デバイスの破損以前に、決着がつきましたか
しかしドリルのような殺傷力の高いユニットのせいで
シールドを突破しても顔面直撃させるわけにはいかな方ことを
考えると趣味にはしった博士のミスのような気が・・・
(だからドリルはやめろと・・・・)


>ティアナ

改めて映像を見ると、ティアナはウェンディに対して
左手のデバイスで射撃をしています。

この時、ディードの位置はティアナの右半身後方で、
ぎりぎり右デバイスの射界に入るんですよね。
結果ディードは射界に入らずかつ、最も迅速に攻撃できる
ティアナの真後ろから切りかかり、ダガーモードで防がれ
跳弾した魔力弾で意識を刈り取られています、

ノーヴェも煙で視界が塞がれた時点で突入を躊躇していますが
これも、事前の攻防でデバイスに損傷を与えられたことによるものとも
考えられますし。

相手の心理を読み切った見事な誘導と小説版なら書くところです。
残念ながらアニメではあっという間ですが(苦笑)

>シャマル先生

MURAJI様に同意です。

その日機動6課(後編)でもオットーに接近戦を挑んだザフィーラを
叩き返したのはディードでしたしね。

ナンバーズは超遠距離型のディェチ以外は
遠距離戦闘タイプと接近戦タイプの組合せでの運用が基本みたいです。
運用時間の長い3・4・5と運用上単機活動となる2・6はまた別のようですが。

>オットーの判断ミス?

ティアナを短時間で潰すため戦力を集中する
という考えはよかったのですが、経過時間を考えると
やはり、問題アリと思われます。

月読様のおっしゃるように、
オットー本人からすればあの判断に問題はあまりなかった
と思うのですが。

作戦のタイムリミットと戦力の少なさがある以上
10分経過しても仕留められ無かった時点で
やはり目的を変更すべきだったと思います。
(6課フォーワード撃破から、市街地突入へ)

ティアナ単独なら機動力が不足しているので
または数分ほどの足止めためのガジェット
を用意して進撃すれば振り切れたのではないかと。

ルーテシアとギンガは、ほっといても、完全破壊されないでしょうし。
ゆりかごが軌道上に展開した後、
引渡しを命じればいいだけですし。

やっぱり、本部襲撃時に臨機応変に対応したウーノさんの
手際が光るわけですが…

同時に、この時点でウーノさんからの指示がまったく出ている
様に見えないのが気にかかります。

>ゼスト突入

これについてはレジアス自身が、防衛戦力を置かなかったイメージがあります。

ゼストの実力を知っているレジアスにしてみれば、中途半端に戦力があっても無駄でしょうし、
アインヘリアルに付けていた戦力(おそらくレジアスの直轄)もなく指揮権限も剥奪された以上防ぎきれる戦力
を集められないでしょうから。

>レジアス
スバルギンガの遺伝情報やゼストの写真を見る限り、ルーテシアは、写真の女性の遺伝情報を元に
作成された人造魔道士のようですね。ポッド内に居る女性と写真の人が同一人物でしょうか。

評議会の要請で復活と言う台詞や製造時期がスバル達と同時期と予想されるので
製造したものの予定の能力に達せず凍結、という流れでしょうか。

この当りの流れを『決戦』前に描いておいてくれれば
キャロが分断された行動にもかなり説得力があったのですが。

>情実人事
このあたりは、息子をリンディさん、レティさんも強いことは言えないでしょう、
グレアム提督も直弟子のクライドに相当期待をかけていたみたいですし。

でもこれでオーリスがはやてとの会話であてこすりしたのも納得です。
親族中の英雄であるレジアスを悪く言われればいい気はしないでしょうから。
ましてや、レジアスから見ればライバル的な位置に居たグレアム
に養われていたはやてが口にすればなおさらです。

>今後について
とうとう最後の予備戦力であるドゥーエまで投入
ディエチもヴィヴィオと対峙中のなのはに真後ろから
射撃すればかなり前線できたと思うのですが、

やはり、個々の戦場での指揮に問題があるなーと思ったり。

>はやて&ヴオルケンをユニットにたとえると
先週の女神マガjンを読んでからの妄想が固まったのでひとつ

はやては、砲兵ユニット権司令部ユニット
リィンフォース2は照準作業を補佐するFCC(FireControlComputer)
(ただし、ロングアーチHQでも代替え可能)
ザフィーラは、掩耐施設構築担当・専門の歩兵・戦車以外なら有利に戦える戦闘工兵ユニット
シャマルは、補給・修理・通信(傍受)担当、後方支援ユニット
ヴィータは、敵の接近を排除する戦闘ユニット(大口径の野砲またはカノン搭載突撃砲装備)
シグナムは、敵の接近を排除する戦闘ユニット(高初速の戦車砲搭載の戦車装備)
by Avz (2007-09-08 23:01) 

月読

文章読んでみて、意味がおかしい部分があったので変更します。

>オットーの戦力評価ミスであり、個人的には、オットーの戦力評価ミスを敗因と考えたい。

→オットーの失態であり、指揮官特性を有してはいるものの、経験不足から、当初の戦術目的に固執するあまり、戦局の変化を許してしまったといえるであろう。
by 月読 (2007-09-09 14:47) 

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