２１．４センチ

各所で騒がれている「韓国型イージス艦、その性能と装備とは」上・下
http://www.chosunonline.com/article/20070515000049
http://www.chosunonline.com/article/20070515000050

　「上」のイラスト（http://file.chosunonline.com//article/2007/05/15/038590779089118424.jpg）にある全幅２１．４「センチ」という誤植に吹きました。

　しかし、海上自衛隊のあたご型と対して変わらない排水量なのに搭載兵器とかがあまりにも多すぎるので、絶対にどこかに無理がかかっているに違いないと各所で嘲笑されていますが、韓国海軍が対日本戦を戦うのであれば、この装備は合理的ではないかと。

　正直、あまりにも日帝の海空戦力が強力すぎるので、韓国海軍としては日帝海軍の同等の戦力ごと「艦隊決戦」で各個撃破していくぐらいしか勝ち目がなさそうです。
　日露戦争のときに日本海軍がほぼ同等戦力のロシアの旅順艦隊を殲滅させてから、第２戦力のバルチック艦隊を撃破したのと同じような感じで。

　その場合、必要なのはひたすらな「攻撃力の優勢」で、敵の同等艦艇よりも重火力であること。
　第二次大戦前の日本海軍が優勢なアメリカ海軍に対抗して、攻撃力優勢な艦艇群を作り上げていったのと同じですね。
　ただし、日帝には水上艦艇部隊だけではなく、対艦ミサイル搭載可能な大量のＰ－３、対艦ミサイル搭載の大量のＦ－２支援戦闘機、地上発射の対艦ミサイル部隊が存在しますので、そちらの対処も頭痛いですが。


　もし、私が韓国海軍の立場になった場合欲しい兵器は、ロシアのヤンキーノッチとかオスカーとかの巡航ミサイル潜水艦ですね。
　ヤンキーノッチかオスカー１隻あれば、海上自衛隊の１個護衛隊群と何とか戦えそうですし、日本本土への地上攻撃も選択肢が一気に広がりますし、フリートビーイング（艦隊現存主義）やるにも、水上艦より良いかと。
　かなり極論ですが、もし韓国海軍が日本を仮想敵にするのであれば、大型水上艦部隊を捨てて潜水艦中心の編成にした方がコストパフォーマンス的にも良いような気がします。
　それでも１００機近い対潜哨戒機Ｐ－３（後にＰ－Ｘ）の大群は大脅威ですが。

　ホントに韓国の立場で日帝と戦う場合どう対応したらいいのやら、考えれば考えるほど絶望的になってきます。
　核弾頭付き弾道ミサイルと大量の特殊部隊を持つ北朝鮮の方がまだ選択肢広いです。韓国はそこまで落ちるわけにいきませんし。