編成って大事です [購入物全般]
この本は太平洋戦争中の日本海軍の編成を、戦争時期のそれぞれで解説してます。
海軍の艦隊編成って、陸軍のある程度きっちりとしたピラミッド形式とも、ちょっと違いますので、部隊編成とかを見て「ハアハア」できる私のような人種には、「出てくれてありがとう!」といった感じの本です。
そりゃ、戦局の各時点の艦隊編成とか調べれば分かりますけど、こういう1冊にまとまったのって、最近出た本では無かったと思いますので。
そりゃ、戦局の各時点の艦隊編成とか調べれば分かりますけど、こういう1冊にまとまったのって、最近出た本では無かったと思いますので。
しかし、よく言われる事ですが、日本海軍の編成って昭和19年くらいから艦船が少なくなって、航空隊が増えてるんで、海軍というより空軍の編成にしか思えないのが、良く実感できますね。
武士の起源を解きあかす [購入物全般]
武士の起源を解きあかす ──混血する古代、創発される中世 (ちくま新書)
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2018/11/10
- メディア: Kindle版
この本は武士の起源についての本です。
個人的には個々の事例の解釈に「いや?それは違うんじゃないのかなあ?」と思ってしまう事も多いですが、目の付け所が上手くて「その観点があったか?」という気付きが多くて参考になって面白いです。
個人的には個々の事例の解釈に「いや?それは違うんじゃないのかなあ?」と思ってしまう事も多いですが、目の付け所が上手くて「その観点があったか?」という気付きが多くて参考になって面白いです。
序章で書かれている、この本が書かれた理由の一つとして、20年以上前に高橋昌明氏が唱えた「武士の起源は地方ではなく。朝廷の中央武官からだ」という説が全然検討されず、話が進んでいない!という著者の怒りです。
私もそれに関しては全面的な同感だったりもしてます。
私もそれに関しては全面的な同感だったりもしてます。
著者が、この本で書いているのは古代の律令体制の始まりから、平将門の乱に至るまでです。
平安時代の後半が。「平安」でも何でもない「自力救済」の世界な事は、歴史多少齧ってる人なら、お判りでしょうが、この本では「そもそも平安時代は始まった当初から平安でも何でもない」というのを、これでもか、これでもかと書いています。
平安時代の後半が。「平安」でも何でもない「自力救済」の世界な事は、歴史多少齧ってる人なら、お判りでしょうが、この本では「そもそも平安時代は始まった当初から平安でも何でもない」というのを、これでもか、これでもかと書いています。
著者本人の結論に誘導するために、途中の章で語らずに、最後で語るような筆回しも多いですが、読んで大変に刺激を受ける歴史本でした。
この本の歴史感は、他の事項にも色々と発展できそうな気もしますし。
予言の経済学 書籍版 [購入物全般]
予言の経済学 1 巫女姫と転生商人の異世界災害対策 (レジェンドノベルス)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/11/07
- メディア: Kindle版
去年のなろう系でもベストの作品だと思ってた作品が遂に書籍化。
嬉しいですが、なろう系の書籍作品って、売れなかったらさっさと打ち切られてしまうんで、それが心配です。
嬉しいですが、なろう系の書籍作品って、売れなかったらさっさと打ち切られてしまうんで、それが心配です。
話としては、原作の第1章をボリュームアップして書籍化してます。
テンプレ的な転生最初のところのところを省略しまくったスピーディさが、この作品の魅力の一つでありましたが、多少の世界説明とか入るのは仕方ないかと。
別に書籍版になって面白さが落ちてる訳でもないですし。
あと表紙以外の挿絵イラストが無いレーベルので、他のキャラとかがどんな風貌なのか判らないので、ちょっと残念ではあります。
次の2巻で話の根幹となるセントラル・ガーデン結成なんですが、この分だとメンバー全員のイラストが出てくるのに、どれだけかかるのやら。
テンプレ的な転生最初のところのところを省略しまくったスピーディさが、この作品の魅力の一つでありましたが、多少の世界説明とか入るのは仕方ないかと。
別に書籍版になって面白さが落ちてる訳でもないですし。
あと表紙以外の挿絵イラストが無いレーベルので、他のキャラとかがどんな風貌なのか判らないので、ちょっと残念ではあります。
次の2巻で話の根幹となるセントラル・ガーデン結成なんですが、この分だとメンバー全員のイラストが出てくるのに、どれだけかかるのやら。
公務員が議会対応で困ったら読む本 [購入物全般]
Twitterの一部で話題になってたので、つい買ってしまった本です。
題名の議会対応について書かれている本ですが、結果的に著者の意図とは違って、日本型大組織の下っ端や中間管理職として角が立たない生き方についての適切なバイブルになってる感じがします。
これ議会だけじゃなくて、民間会社の役員会とかお偉いさんへの対応にも使えそうです。
「方向性変わってない筈なのに、上司が前任者と違う方向性で答弁している」「馬鹿な質問に相手の顔を潰さずに返答」とかの対応など、あらゆる組織の勤め人にも役に立つ事例が多いですし。
題名の議会対応について書かれている本ですが、結果的に著者の意図とは違って、日本型大組織の下っ端や中間管理職として角が立たない生き方についての適切なバイブルになってる感じがします。
これ議会だけじゃなくて、民間会社の役員会とかお偉いさんへの対応にも使えそうです。
「方向性変わってない筈なのに、上司が前任者と違う方向性で答弁している」「馬鹿な質問に相手の顔を潰さずに返答」とかの対応など、あらゆる組織の勤め人にも役に立つ事例が多いですし。
あと書かれている内容をざっと要約すると、基本的に「嘘つくな」「筋は通せ」「失敗はさっさと直せ」「根回しは重要だが、話通す順番とか各所のメンツ考慮しろ」「上の派閥争いからは距離置け」「常に共同作業を心掛けろ」とか、当たり前といえば当たり前なのが多く、不正とか汚いやり方とかは書かれていないのに極めて実践的な本です。
下手な自己啓発本なんて読むよりも、この本を読んで、自分の仕事内容に当てはめた方が遥かに生活に役に立つのではないかと思える本でした。
ただ、ある程度の規模の組織での社会経験無いと、この本の凄まじさが判らないのではと思う時も。
ただ、ある程度の規模の組織での社会経験無いと、この本の凄まじさが判らないのではと思う時も。
いまさらですがソ連邦 [購入物全般]
ソ連という国全般についての解説本。
題名通り「いまさらですが」な本でもあります。
著者が速水螺旋人センセと津久田重吾センセという、今の日本でソ連を語るなら、この人たちしか居ないでしょう、というレベルなので、面白くない訳がありません。
題名通り「いまさらですが」な本でもあります。
著者が速水螺旋人センセと津久田重吾センセという、今の日本でソ連を語るなら、この人たちしか居ないでしょう、というレベルなので、面白くない訳がありません。
ソ連という国全般について堅苦しい解説だけではなく、日常生活分野からの視点を強く語ってます。
でも、これ「滅んでしまった国」だからこそ、異世界ツアーガイドとして、ぶっちゃけで語れるというのが大きいですね。
でも、これ「滅んでしまった国」だからこそ、異世界ツアーガイドとして、ぶっちゃけで語れるというのが大きいですね。
何十年経っても、ソ連という喪われた世界の解説書として価値は残り続ける本かと。
3巻で完結してました [購入物全般]
同じくらいの子供を持つ身として、色々と「あるある」と面白くかつ精神的に同感できたコミックが3巻で完結しました。
まだ、いつまでも続けられる作りではありますが、ここくらいで切った方が良いかもしれません。
次は、作中でも少し語られた母親の死を描いた、さよならわたしのおかあさんですか。
こちらの単行本化は、まだかなり先そうですが、ネット版のを興味深く読ませてもらってます。
まだ、いつまでも続けられる作りではありますが、ここくらいで切った方が良いかもしれません。
次は、作中でも少し語られた母親の死を描いた、さよならわたしのおかあさんですか。
こちらの単行本化は、まだかなり先そうですが、ネット版のを興味深く読ませてもらってます。
今日の購入本(2018.5.27) [購入物全般]
Kindle版にしようかとかと思いましたが、タイミング的についカッとなって紙のを購入。
あとでKindle版のも購入してしまいそうですが。
これまでの航空宇宙軍史は、遥か未来の外宇宙関係と、外惑星連合との内戦関係の話が離れていますが、1巻で外惑星連合の奇襲攻撃後で大損害受けたので、外宇宙探査艦艇が内惑星系の戦争に投入されるのがメインな感じです。
あと、この作品では宇宙艦艇に乗っている乗組員が1隻あたり数人なので、民間人と軍の乖離が今以上に激しいんだろうなと感じたり。
あとでKindle版のも購入してしまいそうですが。
これまでの航空宇宙軍史は、遥か未来の外宇宙関係と、外惑星連合との内戦関係の話が離れていますが、1巻で外惑星連合の奇襲攻撃後で大損害受けたので、外宇宙探査艦艇が内惑星系の戦争に投入されるのがメインな感じです。
あと、この作品では宇宙艦艇に乗っている乗組員が1隻あたり数人なので、民間人と軍の乖離が今以上に激しいんだろうなと感じたり。
魔法×戦士マジマジョピュアーズ!ヒロインずかん (てれび超ひゃっか)
- 作者: 岡本 智年
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/05/23
- メディア: 単行本
ウチの4歳娘は日曜朝で、この番組がお気にいりのようなので購入。
この本を娘が気に入るかどうかは、これからです。
この本を娘が気に入るかどうかは、これからです。
今のところ、プリキュアとかには目もくれないんですよね。
全てがScream out!とか [購入物全般]
Scream out! 〜Tribute Party〜[東方Project]
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: 東方Project
- メディア: CD
東方ユーロビート系でも名曲な「Scream out!」を色んな東方系アーティストでアレンジして歌ってみた。
これは良いです。
同じ曲なので、それぞれのアーティストの特徴が良く出てて面白いかと。
これは良いです。
同じ曲なので、それぞれのアーティストの特徴が良く出てて面白いかと。
SOUND HOLICの看板ボーカルの一人、NanaTakahashiだけのベストCDその2。
どうしても、その1に比べて有名な曲は少なくなって、アレンジ替えとかも多いですが、テンポが良い気分的にノレる曲ばかりなことは間違いありません。
どうしても、その1に比べて有名な曲は少なくなって、アレンジ替えとかも多いですが、テンポが良い気分的にノレる曲ばかりなことは間違いありません。
読んでて年を取ったと感じました [購入物全般]
MCあくしずの名物連載が、ついに単行本化されました。
その出来の良さについては、NHKラジオで紹介されたりと、今更私が語るまでもないでしょう。
ただ私にとっては、MCあくしず創刊号に掲載された連載最初のインド国民軍の話から知っているだけに、経過した年月の重みに感慨深いです。
もう、あれから10年以上経ってしまったのですよ。
私も年をとって子供が出来ましたし、著者の内田さんとEXCELさんにも子供が出来てます。
ミリタリーの中でも異端だった筈の、この本もほぼメインストリームになってしまってます。
何はともあれ、遅ればせながら出版おめでとうございます。
その出来の良さについては、NHKラジオで紹介されたりと、今更私が語るまでもないでしょう。
ただ私にとっては、MCあくしず創刊号に掲載された連載最初のインド国民軍の話から知っているだけに、経過した年月の重みに感慨深いです。
もう、あれから10年以上経ってしまったのですよ。
私も年をとって子供が出来ましたし、著者の内田さんとEXCELさんにも子供が出来てます。
ミリタリーの中でも異端だった筈の、この本もほぼメインストリームになってしまってます。
何はともあれ、遅ればせながら出版おめでとうございます。
読者の殆どが「なんじゃ?これ?」と思うであろう作品 [購入物全般]
[まとめ買い] せっかくチートを貰って異世界に転移したんだから、好きなように生きてみたい
- 出版社/メーカー:
- メディア: Kindle版
(一応、この作品は18禁です)
この本は読んだ大抵の人が「なんじゃ?これ?」と思うであろう尖った怪作です。
「せっかくチートを貰って異世界に転移したんだから、好きなように生きてみたい」という長い題名のとおり、異世界転生モノではあります。
「せっかくチートを貰って異世界に転移したんだから、好きなように生きてみたい」という長い題名のとおり、異世界転生モノではあります。
で、どんな展開かというと
「主人公がひたすら異世界で毎日風俗店で遊びまくる。以上
本当にこれしか言いようがないです。
異世界転生したからといって、チート能力なんて滅多に使いません。
本当にこれしか言いようがないです。
異世界転生したからといって、チート能力なんて滅多に使いません。
毎日、風俗店に通い続けて、その合間にちょっとづつイベントが進むだけです。
そんな展開なのに、読んでる手を離さずに引き込まれます。
面白いです。
そんな展開なのに、読んでる手を離さずに引き込まれます。
面白いです。
思わず元の投稿版の方も徹夜して読みこんでしまいました。
「風俗店遍歴記」「ロボットバトル」「芋虫とダンゴムシと一緒にほのぼの家庭菜園」がこの話の三本の筋ですが、メインは「風俗店遍歴記」で後はオマケです。
「風俗店遍歴記」「ロボットバトル」「芋虫とダンゴムシと一緒にほのぼの家庭菜園」がこの話の三本の筋ですが、メインは「風俗店遍歴記」で後はオマケです。
イラストが水龍敬なのもピッタリです。
水龍敬の作風は代表作の
水龍敬の作風は代表作の
[まとめ買い] ビッチが集まるテーマパーク!水龍敬ランド~JKもビッチ!OLもビッチ!!主婦もビッチ!!!~
- 出版社/メーカー:
- メディア: Kindle版
みたいに「おバカな世界でのおバカなビッチやオープンセックス」が特徴ですが、この世界は「セックスが大っぴらで娼婦の社会的地位も高い」「毎年、各国代表が集まって大々的なセックス大会」とかのおバカな感じなので、水龍敬の雰囲気で大変にあってます。
昔のシュールなおバカ系エロゲーが好きだった人には特に刺さるのではないでしょうか。
とにかく「怪作」であることだけは保証します。
読んだ人は大抵衝撃を受けるキレまくりの作品かと。
読んだ人は大抵衝撃を受けるキレまくりの作品かと。