高砂義勇兵について決定版の書籍 [軍事]
太平洋戦争での日本の南方戦線の戦記には「高砂義勇兵」という単語が頻出します。
台湾先住民で編成された、その部隊は、日本人兵士の個人的回想群では自軍の精鋭として「畏敬」を持って語られていますが、断片的な資料は多数存在しても、包括的な資料としては、彼らが「何者?」という資料はほとんど無いです。
この本は恐らく初めての包括的な資料で、編成元となった台湾先住民の解説、誕生経緯や悲惨な戦闘、戦後の経緯までが一括で書かれていて、「高砂義勇兵が知りたければ、この本を読め」という決定版です。
台湾先住民で編成された、その部隊は、日本人兵士の個人的回想群では自軍の精鋭として「畏敬」を持って語られていますが、断片的な資料は多数存在しても、包括的な資料としては、彼らが「何者?」という資料はほとんど無いです。
この本は恐らく初めての包括的な資料で、編成元となった台湾先住民の解説、誕生経緯や悲惨な戦闘、戦後の経緯までが一括で書かれていて、「高砂義勇兵が知りたければ、この本を読め」という決定版です。
性質上、陰鬱な記述ばかりではなく、ニューギニア戦線での人肉食とか、日本人士官や下士官への反抗とか暗い話も多いです。
戦中に地獄を見たのに、戦後に台湾を領有した国民政府に徴兵されて大陸の国共内戦に投入されて,共産側の捕虜になって、文化大革命で総括されまくったという悲惨な人生を送った人もいます。
戦中に地獄を見たのに、戦後に台湾を領有した国民政府に徴兵されて大陸の国共内戦に投入されて,共産側の捕虜になって、文化大革命で総括されまくったという悲惨な人生を送った人もいます。
戦後70年以上経って、関係者の殆どが死んだ今だからこそ出せた本なのかもしれませんが、「歴史の闇の側かもしれないが、彼らは確かに、この世界に存在して活躍した」というのを思わせてくれる本です。
良い本が出ました。
良い本が出ました。
2018-10-08 09:49
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