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敗戦時の証券取引所停止 [軍事]

 シリアはアサド政権、自由シリア軍、ISIL、クルド人勢力とかが互いに相争う戦国時代と化してますが、こんな状況でもアサド政権首都のダマスカスでは証券取引所が機能して売買が行われているそうです。
 つまり現地の金融業界では、まだアサド政権の信用はあるんでしょうね。

 そんなわけでWW2の敗戦国では証券取引所がいつまで機能してたか知りたくなったので調べてみると、まず日本の証券取引所は長崎原爆投下を理由として1945年8月10日に停止してます。
 8月10日は「ポツダム宣言受諾」の話が密かに出てきた日ですので、本当の理由はそっちかもしれませんが、それでも長崎原爆投下は機密情報を知らない金融関係者にも「日本はもう終わりだ」と納得できる出来事だったのでしょう。

 一方のナチスドイツ滅亡時は中央資本市場としてのベルリン証券取引所-生成から崩壊への過程(PDF)のP27によれば、1944年くらいには爆撃等で取引開催が大変になり、フランクフルト証券取引所が1945年2月23日が最後、ベルリン証券取引所が1945年4月18日に全取引停止。
 米軍によるフランクフルト陥落は1945年3月末ですが、その一か月前ぐらいから、ドイツ西部では金融取引とかが不可能状況になってたのが判ります。
 ベルリンの取引停止はソ連軍市街突入寸前なので、まだ流石は首都というべきでしょうか。
 あとベルリンの大銀行が1945年2月くらいから本部を移転し始めてて、そのぐらいから金融機関はナチスを見捨ててるのが判ったり。

 他の国の敗北時の証券取引所閉鎖とか調べてみたら面白そうです。
 証券取引が出来ないくらいの敗北になったのはいつか?とか判りそうですし。
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