現在の「悪の組織」 [ネタ]
岡田斗司夫が6年前に出したこの本の最後の結論として、
・「悪」というのは、「その時代の価値・秩序基準を破壊すること」
と定義していて、現在の悪の組織はエコロジー的で「ボランティア的な非営利活動」「標語はハートウォーミング的」「ネットではなく人と人の直接的な繋がり」とかの集団ではないかと唱えています。
その言は今にしてみれば見事に当たっているかと。
いわゆる311後に大量に目立っている反原発の人とかの言動には「昔に戻ろう」「進み過ぎた文明は悪」というのが多いですが、
「お前らが言ってるキレイ事を今実行すると、大量の餓死者とかが出るよね」
というのが多くて、彼らこそが「悪の組織」としか思えませんから。
少し前に話題になった科学者が放射能騒動に関わらなかった理由とか沢山の事例で、反原発な人とかに、自分たちは自覚していない非人間的な悪逆非道がかなりいる感じがします
昔から、「完全な正義を行ってる自分たち格好良い」と酔っている人たちこそが、他人に対して一番残虐なことするのは変わりません。
ちなみに日本ばかりではなく世界中にある「昔は良かった」とか最近の科学の進歩を否定する意見に全面的に反論しているのが、こちらの本ですね
この本は、
「反原発とかの一見綺麗事の「昔に帰ろう」という意見は暴論だと思うけど、何だか上手く反論できない」
という人にお薦めです。
著者の感性に細かい点で納得出来ない点はあるかもしれませんが、全般的にはやっぱり自分が感じた違和感は間違っていなかったんだ、と腑に落ちますから。
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