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僧兵の成り立ち [歴史]


 皇国の守護者の新城直衛を主人公にして進めている法然の話。 
 この回は後半の「何故、日本の中世寺院は僧兵で武装したのか?」という解説が重いです。 
 寺院だって当初は武装してなかった訳で、なんで武装しはじめたかとか、当初の寺院の武装行使の現実とかを解説してます。 
 作中でも語られてますが、律令体制が崩壊して国からの寺院への援助が停止した際に、延暦寺とかのように武装したり荘園を入手したりなどの生き残りを図らなかった寺院はすべからく消滅している訳で。

 このシリーズの作者は本職の僧侶なんですが、 

「――俺も多分、仏教滅ぶか武器を握るかと言われれば武器を握る。 
過去から引き継いできた責任と、未来に受け渡す責任があるからな。」 

という言葉がやるせないです。 

 この話は、やる夫の君主論とできる夫の批判 思った事をつらつらとのの方でも話題が飛び火してたりします。
 あと、新城直衛は、末法の世に抗うようです おまけ 「武装僧侶 慈恵☆大師」でもあるように、延暦寺内部で僧兵とかの暴虐を避けるためには、それを取り締まるための武力が必要だったわけですし。

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