やる夫鎌倉幕府、完結!! [歴史]
2月21日の朝4時過ぎ、長らく続いたやる夫鎌倉幕府シリーズの最終幕「源又太郎」が終了し、長らく続いたこのシリーズも遂に完結しました。
最終幕はこれまでの主人公足利義兼と義氏が亡くなった後から、一気に時代が飛んで、源又太郎こと足利尊氏が主人公で、これまでの総まとめであり更に次の時代予告編的なエピローグ。
これくらいはネタバレじゃないと思うので書きますが、話の始まりとなった源頼朝の旗揚げ時に集まった仲間たちや関係者の子孫たち(キャスティングは先祖と同じ)が、150年の時を経過して、再び源氏の棟梁として旗揚げせんとする足利尊氏の元に集まってくるという終わり方でした。
綺麗な完結をして、もう感無量。
やる夫南北朝として、そのまま続けても良い感じの出来で、南北朝に繋がる伏線も沢山張られていますが、このまま終わったほうが美しいでしょうね。
ちなみにやる夫鎌倉幕府第1幕が始まったのが、2008年11月16日。
開始から、ほぼ毎週日曜日にほとんど途切れないで、新作をアップし続けて、きちんと完結させた作者の方にはお疲れ様の言葉では足りません。
数あるやる夫シリーズには、途中で中断する作品も少なくありませんが、途切れずに2年以上の連載を続けただけで偉大です。
私がやる夫鎌倉幕府シリーズを知ったのは2008年11月末ぐらいで、それからずっと話を追いかけ続けてきましたので、その意味でも感無量。
このようなレベルの高い話を、リアルタイムで追い続けることが出来たのですから。
去年末には、何故か作者の方と二人で飲むまでに至りましたし。
一応、最終幕の個別感想も。
・最終スレが、やる夫は鎌倉幕府を―― 第六十一で、きちんと1000で終わっているのは凄いです。
調整お見事。
・やる夫鎌倉幕府のモットーは、
このスレには、特定の歴史的人物及び版権キャラに対する侮蔑と
受け取られかねない表現が多数含まれておりますが、
それらは決して人物や地域に対する差別偏見を助長するものではなく、
歴史上、版権上の如何なる地域・人物・団体をも、
平等に貶める意図を持っていることをご理解下さい。
というものですが、最後までそのスタンスは守られてました。
例えば後醍醐天皇とその腹心の三木一草たちのキャラ人選が余りにもアレ過ぎて吹きました。
あと先祖の三浦義村と同じキャラ(アカギ)でありながら、完全に壊れたキャラになってしまった三浦高久。史実でも主君の今川家一筋な人だったので間違っていないのが恐ろしいです。
元寇のモンゴル軍たちも、ここまで怖さが全くない描写も無いでしょう。
・北条時頼の治世の後半から、鎌倉幕府滅亡寸前に至る歴史もかなり簡単に描写されましたが、かなりどうしようもない歴史ですねえ。
一般的には善玉として描かれることの多い安達泰盛に、悪役キャラなうみねこのベアトリーチェを当てはめてましたが、理由がよく分かりました。 コンビを組んでいる北条時宗に割り当てられているのは同じくうみねこの戦人だし。
・鎌倉時代から松平氏と伊勢氏に変なフラグが~!
・最終幕では、これまで活躍した人物の子孫が祖先と同じキャスティングで大量に登場してきて感無量。使ったAAキャラ数はやる夫シリーズでもトップクラスな気が。
何はともあれお疲れさまでした>作者の方
二年間、毎週大変面白いものを読ませていただきました。
まとめサイトに掲載されるであろう最終幕のディレクターズカット版も楽しみにしています。
あと次回はやる夫桓武天皇をやられるようなので、そちらも楽しみ。
2011-02-23 20:54
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もう見ました、面白いですね
by ARIA 同人誌 (2011-03-11 17:43)