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映画「レバノン」 [映画]

 この前、映画「レバノン」をみてきました。 

 とりあえず、戦車の戦いに興味のある人間なら見て損はしない映画でしょう。 
 ストーリーは、 
「経験不足で無能な搭乗員の乗り込む戦車がたった1台でゲリラ相手の歩兵支援に回されて大変な目に遭う話」 
というもので、この説明でピンと来た人は見るべき。 

 「戦車映画」として非常に徹底していて、映画の舞台は全て戦車の中だけの舞台劇で、外の戦場は砲手の照準スコープの中でしか描写してません。 
 「戦車版の映画Uボート」という批評がありましたが、まさにそのとおり。 
 いくつか感想を箇条書きで。 

・戦車を配属された歩兵指揮官が可哀想で可哀想で。 
 あんな混乱した状況に放り込まれて、本来は自分の歩兵部隊の面倒だけでいい筈なのに支援の筈の戦車の乗員も頼りなくて、そっちの面倒も見なくてはいけないなんて。 
・主人公達の乗っているショット戦車があんなに内部広いわけないですし、更にあんなに中の物が少ないはずがないなど幾つも突込みどころはありますが、そこらへんは映像上しょうがないということで。 
・戦車の乗員の方々は、みんなダメダメですが、車長の人の情けなさが一番ひどいと思ったり。

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