今日の購入本(2008.10.26)

ミリタリー選書 フランス軍入門 1940年、陸軍大国はなぜ敗れたのか (ミリタリー選書 (28))

• 作者: 田村 尚也
• 出版社/メーカー: イカロス出版
• 発売日: 2008/10/27
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

　現時点でＷＷ２時のフランス軍について日本語で読める最高の文献であることは間違いないです。
　何故フランス軍があんな軍隊になってしまったのか？など当時の歴史や政治情勢なども踏まえて解説してます。

　あとフランス陸海空軍のＷＷ２時の編成が細かく紹介されていて、軍事編成とかが好きな人種にとっては燃えます。
　当時のフランス軍歩兵師団って「北東型」「山地型」「海外型」に分かれていて、その他「要塞歩兵」とか「軽猟兵」とか特殊兵種師団も色々と。
　それと陸海軍の各種兵器も紹介されてますが、正直聴いたことの無いのが多いです(^^;;

　しかし、この本はＷＷ２までを描いてますが、個人的には１９４５年からアルジェ独立戦争終結までのフランス軍が包括的に知りたいです。
　負けばかりの植民地戦争を戦い、かつ一生懸命核時代に追いつこうとしている当時のフランス軍は、断片的なエピソードを聴くだけで面白すぎますから。

　けど、イカロス出版はこれからこういう国ごとのシリーズをどんどん出していくのでしょうか。
　なら個人的にはイギリス軍入門を希望します。
　あの国の軍隊の編成とか成り立ちって異常に判りにくいので。