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「革命の女神」としての初音ミク [ネタ]

 http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-517.html 等にある131の発言を読んで、ちょっと泣きそうになったので、思わず初音ミクについて語ってみようかと。
 この件に関しては語っている人が非常に多いので、この私の意見も似たようなのが、どっかで言われているとは思いますが。

 発売日は8/31ですから発売から4ヶ月経っていないのに、これだけの人気を得てしまった初音ミク。
 その割には、先ほどの131の発言のように「戦い」ばかりだったりします。
(他にもエロ抱き枕関連など小さな事件は幾つもありました)

 けど、これまで初音ミクが出会ったトラブルは、これまでネットでも問題になっていて、ほぼ解決不能だと思われていたことばかりです。


 何者かによるWikiの恣意的な情報書き換えによって、Wiki日本語版が他国のと比べて著しく信頼性が低いこと。
 TBSがとっても腐っていること。
 検索エンジンのgoogleやYahooが、かなり恣意的に(少なくとも経緯が不透明)フィルタをかけていて、そこから検索できないURLが多数あること。
 JASRACには非常に多くの問題があること。
 ドワンゴには親会社のエイベックスを含め、問題がないわけではないこと。


 これらに関して、今までネットで多くの人が声が上げていましたが、一つとして改善はまともに進んでいませんでした。
 しかし、これらの問題に初音ミクがぶつかると、これまでとは違い、きちんとくぐり抜けてきたどころか、その問題を大々的に広めて改善せざるを得ない状態になってます。
 実質的に「勝利」ばかりと言って良いです。

 トラブルはネットの華ですが、これらの件でトラブルが起こって人が寄ってきても、これまではそれが告発者側の味方になることは少なかったです。
 しかし初音ミク関連トラブルについては、それを知った人が味方になる確率が非常に高いと感じます。
 そして、それが「流れ」を生じて「敵」を押し流していってます。
 
 この世界では、いくら世の中に不満が高まっても即座に「革命」が起こるわけではなく、何らかの「きっかけ」「シンボル」などが必要です。
 明治維新が爆発的に進行したのも「錦の御旗」が登場してからのように。

 私感では、このネットで色々と問題はあることを何となく感じてはいても行動できなかった人たちが、この初音ミクによってまとまって「革命」が起きている感じを受けます。
 初音ミクが「人間」ではなく仮想の「バーチャルアイドル」とも呼べる存在だからこそ。
 彼女はある意味「革命の女神」とも言える存在ではないかと。
 今、私たちはその「伝説」をリアルタイムで見られる幸運に属してます。

 さて、これから初音ミク(及び、これからのボーカロイドシリーズ)はどうなるのやら。
 「革命」が続くのであれば、更なる大きな敵を求めるか、そのまま「権威」と化して打ち倒される存在になるのか。
 ただ「このままでは終わらない」のは確実だと確信してます。

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コメント 1

白

>ただ「このままでは終わらない」のは確実だと確信してます。
まったく同感ですが、ミクには年末年始だけでも休戦してくれないと
クリプトンの中の人が死んでしまうのでw
by 白 (2007-12-31 02:41) 

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